千葉県議会 2020-09-08
令和2年9月定例会(第8日目) 本文
(
みわ由美君登壇、拍手)
◯みわ由美君
日本共産党を代表して、議案と請願の主なものについて討論します。
まず、議案第1
号一般会計補正予算についてです。
新型コロナウイルス感染症対策にかかわる
患者受け入れのための
病床補助上乗せや
県中小企業再建支援金の継続、拡大等は、我が党も求めてきた県民の願いの反映です。これに異論はありません。さらに県の方針として、無症状者も含めた陽性者を積極的に見つけ出す
PCR検査等の抜本的な
検査体制強化を重ねて強く求めます。
しかし、どうしても看過できないのは、重度の
強度行動障害者・児を支援する唯一の
県立施設、
袖ケ浦福祉センターの廃止を前提とした予算が組み込まれていることです。既に2022年度の
センター廃止を打ち出し、入所者の民間への
あっせん等が始まっています。ところが、先日、県から移行先を案内された利用者の御家族から、更地だけ見せられ建物はこれから、費用も今より上がる、土日は御自宅でと言われ、9月中に申込書を書けと迫られ驚いたと、悲痛な訴えが寄せられました。やっと
袖ケ浦福祉センターで受け入れてもらい、落ちついていたのにと、他の保護者らも含め、ここを残してほしいという声は強いと語っています。また、現在の
センター職員からは、断らない、投げ出さない、
県立ならではの福祉の役割を果たしてきた、我々は誇りを持って
県立施設を選び働いている、ここをなくしてしまうのは断固反対などの声が寄せられています。この声にこそ正面から向き合うべきです。
県は、大
規模施設への一極集中が
虐待死事件の一因だ、今後は民間での
受け入れ促進へ新たな
支援システムをつくると言います。しかし、
センター廃止の背景に公の施設の
見直し方針があることは明らかです。行革先にありきで福祉に大なたを振るう、ましてや
福祉センター廃止に突っ走るなど、地方自治体の責務、住民の福祉の増進を投げ捨てるものであり、断じて許されるものではありません。よって、本議案に反対します。
次に議案第6号は、
県立救急医療センター及び
精神科医療センターを(仮称)千葉県
総合救急災害医療センターに統合する
建設工事費の設定です。そもそも本計画は、総務省の新公立病院改革ガイドラインを踏まえた千葉県立病院新改革プランに基づくもので、効率化や将来的な経費削減、独立行政法人化など、経営形態の見直し検討が明記されております。私は両病院長からお話を伺いましたが、建てかえや設備機器更新による機能充実とあわせ、医師、スタッフの人員増など、体制強化への要望が強く語られました。今やるべきは効率化や経費削減ではなく、充実強化ではありませんか。
しかも、病院局が企業局から購入した建設予定地を視察したところ、海岸からわずか100メ一トルのため、液状化等
災害対策費として補正含め9億円も工事費が膨らんだ事実が明らかになりました。県は、災害医療センターの候補地はここしかないと強弁しますが、本当にこの土地しかないのでしょうか。公的医療の後退につながり、用地の適正についても疑念が晴れない本議案には反対します。
次に議案第16号は、現行の5つの青少年教育施設の名称を「青少年自然の家」に変更し、加えて2026年に現在の東金青年の家を廃止しようとするものです。2013年には県社会教育委員会議から、地域の学校や社会教育団体等にとって、なくてはならない存在となっていることから、今後も5カ所の県立青少年教育施設を維持発展させるべきとの答申がされていたのに、なぜ縮減か。引き金となったのは、2016年の公の施設の
見直し方針です。このときから廃止ありきで事が進められてきました。青少年の健全な育成を図るための施設を行革の対象にするなど、断じて認めるわけにはいきません。よって、本議案に反対いたします。
新型コロナ危機の体験を通じて明らかになったのは、人は1人では生きていけない、社会の力、とりわけ福祉や医療、教育に対する国や自治体の公の支えが不可欠だということです。障害者施設の廃止、県立病院の統合、青少年教育施設の廃止に突っ走る県政は認められません。
次に、請願についてです。
請願第20号は、県内4つの大学の学生有志が国に対し、コロナ禍での現行の学生への支援策について、実態調査とさらなる支援を求めるものです。コロナ蔓延のもと、今、学生たちの学びが脅かされています。同時に生活困窮も極めて深刻で、大学での学びを諦める事態が広がっています。政府が打ち出した学生支援緊急給付金は要件が厳しく、大学生協連の7月の緊急アンケートでは、6割の学生が「何も受給していない」と回答しています。支援策の拡充は待ったなしの課題です。本請願を採択し、県内の学生たちの願いに応えるべきです。
次に請願第23号は、2018年3月31日以前に生活保護を開始した世帯にもエアコン購入・設置費用と冷房利用に伴う電気代への県補助を求めるものです。他の自治体では、国のコロナ対策交付金を活用した助成が始まっていますが、千葉県にはありません。
新型コロナウイルス感染症対策による外出自粛がふえる中、室内での熱中症の危険が高まり、全国で命を落とす人が相次いでいます。憲法第25条の健康で文化的な最低限度の生活を保障するためにも、本請願の採択を強く求めます。
最後に請願第27号は、国の責任による20人学級を展望した少人数学級への前進を求めるものです。コロナ危機のもと、この半年間、少人数学級を求める声と運動は劇的な広がりを見せています。この間、日本教育学会などが相次いで教員増などの施策を打ち出し、全国知事会なども3
者連名で緊急提言を発しています。さらに7月、12名の教育研究者有志が呼びかけた、早急に30人学級、その後速やかに20人程度の学級へと移行の署名は瞬く間に全国に広がっています。文科省も、来年度予算案の概算要求に少人数学級の検討を盛り込みました。あと一歩です。本請願を採択し、千葉県議会としての少人数学級実現を望む意思を政府に示そうではありませんか。
以上、申し述べ、討論といたします。(拍手)
◯議長(山中 操君) 次に、伊藤とし子さん。
(伊藤とし子君登壇)
◯伊藤とし子君 市民ネットワークの伊藤とし子です。反対する議案は4号、5号、7号、11号、12号、13号です。反対する主な理由を述べます。
議案第4号、5号、7号は、千葉県企業局本局新庁舎建設に関する予算です。地上8階、駐車場地下1階を含む延べ床面積約1万2,350平米、建設用地は新都市ビル跡地に約82億円で建設するというものです。駐車場部分を除いた延べ床面積で割り返せば、1平米当たり74万5,000円になります。コロナ禍にある現在、82億円もの新庁舎建設は県民感情に受け入れられるものではありません。また、建設に当たっての
基本方針に「環境負荷の低減」とあるだけで、自然エネルギー導入などの気候温暖化対策が積極的にうたわれていないことは残念です。
議案第11号は漁業法改正に伴うものです。船ごとに漁獲量を割り当てる資源管理の導入と養殖・定置網の2つの漁業権の地元優先枠をなくすことで企業の参入を促進し、漁業者の生活を脅かす規制緩和であり、反対です。
議案第12号も漁業法改正に伴う海区漁業調整委員会の公選制の廃止です。これまでは海区漁業調整委員会の漁民委員は、そこに住む漁業者の中から選挙によって民主的に選ばれることになっていましたが、改正案では、知事が議会の同意を得て任命することになります。改正の理由として、投票の実施率が低いことなどを挙げていますが、それと民主的な選挙の仕組みをなくすことは別です。当事者の自治をないがしろにする改正に反対します。
議案第13号はマイナンバーに関するものです。共通番号制度とは、住民票を有する国民及び在留外国人に生涯不変の番号を付番し、個人の情報を管理するものです。一旦、
個人番号と各種の個人情報がひもづけられたデータベースが構築されれば、国家による一元管理が行われる危険性があります。勤務先、家族の状況、納税、社会保険料の支払い状況、医療や福祉に関する情報、証券分野や預貯金口座など、個人の資産に関する情報も既にデータベース化されつつあります。来年3月には健康保険証などの運用も始まります。マイナンバー制度でデータベース化された個人情報と購買履歴や位置情報、口座引き落としの情報、健康状態など、企業が集めた情報が本人の知らないところでつなぎ合わせられ、利用拡大が行われる危険性があります。プライバシー保障上の重大な脅威をもたらされかねないマイナンバー制度利用拡大が目的と考えるために反対いたします。
次に、議案第1号、議案第20号について賛成いたしますが、意見を申し添えます。
議案第1
号一般会計補正予算の
袖ケ浦福祉センター廃止についてです。2013年、職員による利用者への傷害致死事件を受け、再発防止の第三者検証委員会や施設見直しの検討会議を経て、ことし8月31日、県は2023年3月までに施設を廃止すると発表しました。第三者委員会報告書では、重度の人を1カ所で集中的に見るという制度そのものが虐待の背景にある。今後、このような環境で隔離状態を維持することは人権侵害であり、県は早急に別の場を準備する必要があると書かれています。大規模な施設収容から、地域での小
規模施設やグループホームに移行するのは時代の流れであると考えます。しかし、本来、民間施設の受け入れが難しい強度行動障害の方たちを
袖ケ浦福祉センターで受け入れてきたのであり、民間移行には相当の困難が予想されます。千葉県独自の重度の強度行動障害のある方への
支援システムが公表され、県は市町村とも連携して受け入れ先を調整し、
施設整備や支援員の追加配備への補助金を出すということですが、これを機会に千葉県全体の重度障害者福祉の底上げにつながる
施設整備を実現するよう強く求めます。
さらに、拙速に事を運ばず、一人一人の希望に沿った暮らしが保障され、実現できるよう、利用者や家族の納得がいくまで、時間をかけて十分な話し合いを重ねるよう強く要望します。
最後に、議案第20号についてです。恩寵園の児童虐待は24年前に起きた事件ですが、児童養護施設内で、園長とその息子による性暴力も含む凄惨な児童虐待が行われ、園長が傷害で懲役8カ月、息子は強制わいせつで4年の実刑判決を受けるという、県政史上類を見ない悪質非道な事件として、私たちは記憶にとどめなければなりません。議案の内容は、県が原告である被害児童に支払った損害賠償金655万6,612円を国家賠償法に基づき園長に求償したところ、支払いがなされないことから、園長に対し訴訟を提起するというものです。これには賛成するものですが、議案説明の際、本事件について、千葉県には一切落ち度がないという説明がありました。これは事実に反しており、看過できません。
恩寵園では大浜園長が就任して以来20年間、すさまじい虐待が続いていました。男の子の性器にはさみで切りつける、指や足を刃物で切る、乾燥機に入れて回す、麻袋に入れてつるす、寒い冬に裸にして池につからせる、食事をとらせない、殴る蹴るなど、想像を絶する拷問と虐待です。また、園長の次男による女性園児へのレイプも複数回起きています。しかし、監督責任のある千葉県は一切を見過ごしただけではなく、1996年4月に、耐えかねた園児13人が園を脱走して児童相談所に保護されたときも子供の言い分を信用せず、そのまま園児を恩寵園に帰してしまい、被害がさらに広がり続けたことは行政としてあるまじき最悪の対応です。切々と苦痛と恐怖を訴える児童に対し、当時の県児童家庭課の女性課長は、勝手に園を抜け出したあなたたちのほうが悪いと
子供たちを非難したとの証言もあります。
子供たちが逃げ出す以前にも、職員などから再三県に訴えがあったのですが、全く取り上げられませんでした。事件の後、恩寵園では新体制のもと、さまざまな改革が行われ、現在に至っています。
しかし、千葉県が被害者の園児に対し一切の反省の弁もなければ、徹底的な検証を行った形跡もありません。今回の提訴で幕引きを図らず、なぜあのような事件が起きたのか、なぜ千葉県は適切な指導監督ができなかったのか、いま一度猛省し、二度と同様の事件を起こさないよう、児童福祉に邁進するよう強く求めます。
以上、討論を終わります。
◯議長(山中 操君) 次に、秋葉就一君。
(秋葉就一君登壇)
◯秋葉就一君 リベラル民主の秋葉就一です。議長のお許しを得ましたので、議案第4号令和2年度千葉県
特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)、議案第5号令和2年度千葉県
特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)、議案第7号令和2年度千葉県
特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)につきましては、常任委員長報告は賛成多数の可決でありましたが、常任委員長報告に反対、議案原案に反対の立場から一括して討論させていただきます。反対理由は大きく分けて4点でございますが、3つの議案の反対理由とも同一でございますので、一括して反対討論とさせていただきます。
企業局長からの委員会の冒頭の中での報告や、本年9月に策定されました千葉県企業局本局新庁舎(仮称)建設基本計画にも記載がございますように、現在、幕張にある企業局本庁舎の機能や知事部局のうちの一部、総務ワークステーションも幕張という、知事部局の本庁舎と離れたところにあるという、この分散状況の解消を図るということですとか、防災機能の拡充等のために、今回、新都市ビル跡地に新庁舎が構想されてきたということについては反対するものではございません。いずれ必要なものとして進めなければいけないものと認識をしております。ただし、このタイミングで、この基本計画の内容で基本設計に着手していいのかということで反対を表明させていただきます。
1点目の大きな理由の1つは、基本コンセプトにウィズコロナ、アフターコロナの視点が欠けているということであります。経緯の部分を読ませていただきますと、2019年1月に企業局庁舎の整備検討ワーキンググループが立ち上げられ、検討会が昨年11月までに7回行われていること、そして本年2月に県庁舎等の再整備に向けた基本的な考え方が策定されたという、この時期的なタイミング。そのタイミングまでは新型コロナ
ウイルスの影響を加味できなかったというのは理解できますが、策定された建設基本計画は本年9月ですので、十分にコロナ対策等の内容を盛り込むことができたと思いますけれども、実際、この11ページにわたる基本計画には、ウィズコロナ、アフターコロナを視野に入れた記載がほとんど、全くないと言ってもいい内容でありました。もちろん5年後に供用開始ということですので、そのころに現在と同じような状況であるとは思えませんけれども、しかしながら、感染症に対する一定の考え方が示されてなければ、今すぐ、直ちに基本設計に賛成できるわけではないのではないでしょうか。3つの議案を合わせて債務負担行為の補正が8,600万円、上限額として設定されようとしているわけでございます。
2点目の大きな理由は、総事業費約82億円と概算事業費が言われている中で、そのうちの2割強が一般会計負担であるということであります。今議案では、そこまでの記載はありませんけれども、
常任委員会の質疑で確認させていただきましたが、来年度以降、総務ワークステーション分だけで1,360平米、知事部局用の会議室として450平米、その他共用部分の案分分で合わせて全体の2割強あるということが確認されました。したがいまして、82億円の2割程度といいますと、約16億4,000万円ということになります。これが一般会計、税金から補填されるということになります。しかしながら、現時点で新型コロナ
ウイルスの影響が全く見通せていないのではないでしょうか。来年度以降の県民税、法人事業税の見通しがはっきりしているのでしょうか。経済社会状況が極めて不透明な中、このタイミングで、現時点でこの基本設計に着手すべきではないのではないでしょうか。
3点目の理由が、この基本計画の内容の中にゼロエネルギービルディングやそれなりの規模の省エネ、省資源、再生可能エネルギーの創出、活用等が盛り込まれていないということであります。近未来のニーズ、気候変動危機等への対応が不十分なのではないでしょうか。
最後、大きな4点目の理由に入ります前に、先ほどの2点目の一般会計負担のところでもう少し追加、補足させていただきますと、今回の1号議案で、補正予算議案において、財政調整基金が昨年度の実質剰余の半分の35億円と、取り崩しの取りやめ24億円の合わせて59億円、そして災害復興・地域再生基金の取り崩しも57億円取りやめることで、合わせて72億2,000万円。この2つの基金が回復することとなって、合わせて約149億円程度が今年度末の残高見込みとなるということで、財政が少し回復するんですよということが当局から説明されておりますが、回復分というのはあくまでも72億2,000万程度でありまして、そのうちのほとんどが昨年度の実質収支からのそのままの移行分という形であって、その他の努力分というのは、わずか2億2,000万円程度ではないでしょうか。この程度の改善だけで、今すぐ直ちに82億円、一般会計分だけで16億円規模の事業に着手していいとは、とても思えません。
最後に4点目の理由が、現知事の任期満了直前にこのような大規模事業の着手を決定していいのかという点でございます。私も八千代市長時代、任期満了の9カ月前の2016年8月末に八千代市庁舎の建てかえの方向を決定するということを当時行いましたけれども、そのときと全く異なる内容であると理解しております。私のときは、八千代市庁舎の旧館が耐震強度が不足しており、Is値が最低部分で0.21という、非常に大きく必要な強度を下回っている状況がありましたこと、熊本地震が同年4月に発生していたこと、そして教育委員会庁舎が分散していたというのもあるんですけども、そうした総合的な観点から、自分の任期満了の9カ月前に建てかえの方向性を確かに決めたということがありましたけれども、私自身は当時、2期目の出馬も含めて、いろんなところで申し上げておりましたので、決してその任期中にやめるとか、出馬しないんじゃないですかという報道に対して否定しないとか、そういうことは私は行っておりませんでした。引き続き選挙で当選できれば2期目も担うつもりでいた当時の状況の中で、任期満了9カ月前に、そうした大きな事業の着手の方向性を決定したということはありましたけれども、現知事さんの場合は、3期目の任期満了まで約6カ月ありますけれども、出ないのではないかという報道に対して明確に否定されるお話もされていないという状況の中では、この大きな事業に対して、今、この時点で着手していいわけではないのではないでしょうか。新知事になってからの着手に御判断を任せてもいいのではないかということを申し上げて、私の反対討論とさせていただきます。
◯議長(山中 操君) 以上で討論を終結いたします。
これより起立により採決いたします。
採決は分割して行います。
初めに、議案第4号、第5号及び第7号を一括採決いたします。
総合企画企業常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号ないし第13号を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第1号、第6号、第16号及び第18号を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号、第3号、第8号ないし第10号、第14号、第15号、第17号、第19号及び第20号を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
次に、請願について採決いたします。
初めに、請願第20号第1項及び第26号を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって関係
常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第25号第1項を採決いたします。
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第21号第2項を採決いたします。
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第21号第1項、第24号及び第25号第2項を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって関係
常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第19号を採決いたします。
総合企画企業常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
総合企画企業常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第22号を採決いたします。
総務防災常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
総務防災常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第23号を採決いたします。
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第20号第2項及び第21号第4項ないし第6項を一括採決いたします。関係
常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって関係
常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第21号第3項を採決いたします。
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって
健康福祉常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第27号第1項及び第2項を一括採決いたします。文教
常任委員会委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立多数。よって文教
常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。
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発議案第1号ないし発議案第12号
◯議長(山中 操君) 日程第2、発議案第1号ないし第12号を
一括議題といたします。
案文はお手元に配付してあります。
この際、お諮りいたします。ただいま議題といたしました発議案12件につきましては、千葉県議会会議規則第38条第3項の規定により、提出者の趣旨説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山中 操君) 御異議ないものと認め、提出者の趣旨説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより起立により採決いたします。
採決は分割して行います。
初めに、発議案第12号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第12号は否決されました。
次に、発議案第3号及び第4号を一括採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第3号及び第4号は否決されました。
次に、発議案第10号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第10号は否決されました。
次に、発議案第2号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第2号は否決されました。
次に、発議案第8号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第8号は否決されました。
次に、発議案第5号及び第6号を一括採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第5号及び第6号は否決されました。
次に、発議案第9号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第9号は否決されました。
次に、発議案第7号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第7号は否決されました。
次に、発議案第1号及び第11号を一括採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立全員。よって発議案第1号及び第11号は可決されました。
ただいま議決されました発議案につきましては、議長においてしかるべく取り計らいますので、御了承願います。
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発議案第13号
◯議長(山中 操君) 日程第3、発議案第13号を議題といたします。
案文はお手元に配付してあります。
ただいま議題といたしました発議案について、提出者の趣旨説明を求めます。伊藤とし子さん。
(伊藤とし子君登壇)
◯伊藤とし子君 市民ネットワークの伊藤とし子です。発議案第13号HPVワクチンリーフレット改定案の撤回と副反応被害者救済を求める意見書(案)の趣旨説明を行います。
9月25日、厚労省予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と医薬品等
安全対策部会
安全対策調査会の合同会議で、検討中だったHPVワクチンリーフレット改訂案が、自治体を通じて接種対象者に個別送付する方向性で決まりました。この改訂リーフレットの内容には問題が多々あります。
まず、ほかのワクチンと比較しても、極めて多数の副反応症例が報告されているHPVワクチンの危険性を正しく伝えていません。また、従来のリーフレットには記載されていた、国が積極的な接種勧奨を一時中止していることについての記述がカットされている一方で、HPVワクチンを接種しなければならないと思ってしまうような記載が大幅にふえています。対象者に個別送付されれば、受け取った側は周知なのか、接種勧奨なのか、区別がつきません。
直近の被害者の例を御紹介いたします。2013年4月、HPVワクチンが定期接種となった直後の6月、深刻な被害の状況を受けて厚労省は積極的勧奨を中止いたしました。そのため、重篤な副反応報告は激減しました。その後も少ない人数ではありますが、接種は行われており、2017年に重篤な副反応報告が出ました。被害を受けた女性の母親は薬剤師です。長女にはHPVワクチンを接種させましたが、重篤な副反応の報道を見て、次女への接種は見合わせていました。しかし、その後、医療機関に接種を勧める大きなポスターが張られていたり、保健所からは、名古屋での大規模調査で因果関係がなかったと証明されていると説明され、医師からも安全なワクチンだ、今ならぎりぎり定期接種として受けられるから、もしものときの補償も断然有利だと強く勧められ、2017年10月と12月、16歳になった次女にガーダシルを接種させました。
初回接種後から次女には体調不良があらわれましたが、医師は、たまたま風邪症状か何かと重なっただけで、このワクチンでそんな症状が出るはずはないと2回目の接種をしました。その後、1回目と同様の症状がさらにひどい状態であらわれ、発熱や激しい頭痛、腹痛、全身の痛みやかゆみ、3日目には体に虫がはいずり回って気持ち悪いと、発狂したように暴れました。全身が湿疹でただれ、顔は腫れて口もあかないほどでした。そこで初めて医師は、信じられないけど、副作用を疑うしかない。3回目は怖くて打てないけど、これ以上ひどいことには絶対ならないから安心するようにと何度も念押ししました。後から知ったことでしたが、医師から保健所への副作用の届け出は、皮膚の症状が治った時点で軽快と出されていました。
しかし、間もなく睡眠障害や生理もおかしくなり、動悸、息切れ、目まいも頻繁に起こり、進学校で成績上位者だったのに、簡単な計算や字の読み書きもできなくなり、ひどい頭痛や吐き気、音、におい、光などに過敏になり、生活に支障が出始めました。2年に進級後、体調は急速に悪化し、朝、ベッドから自力で起き上がれなくなりました。ある朝、目が回るというので見ると、信じられないスピードで娘の目玉がぐるぐると回っていました。協力医療機関で診察を受けても医師は、協力医療機関であることも知らず、HPVワクチン副反応の被害者も診たことがない、治療しようにも診断基準もないと言われ、何の役にも立ちませんでした。娘は生きているのがつらいから、どうか殺してほしいと母親に懇願するそうです。母親も毎日が後悔の日々です。18歳になった次女の体調は今も回復しておらず、普通の生活とはほど遠く、将来の見通しは全く立たない状態です。
私も別の被害者から、頭痛といっても、頭をハンマーで殴られたような激しい痛みであり、手足が痛いといっても、肉がそぎ落とされるような痛みが四六時中襲っていると聞いています。別の被害者は、記憶障害で母親の顔がわからなくなり、心細くてたまらないと訴えます。このような被害者が、子宮頸がんワクチン被害者連絡会に相談があっただけでも3,000人以上です。これ以上の被害者をふやしたくないとの思いから今回意見書案を出しました。何とぞ皆様方の御賛同をよろしくお願いいたします。
◯議長(山中 操君) 質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第13号については、千葉県議会会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山中 操君) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより起立により採決いたします。
発議案第13号を採決いたします。原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(山中 操君) 起立少数。よって発議案第13号は否決されました。
以上で今期定例県議会に付議されました案件全部を議了いたしました。
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閉 会
◯議長(山中 操君) これをもって令和2年9月定例県議会を閉会いたします。
令和2年10月13日午後2時12分閉会
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本日の会議に付した事件
1.開 会
2.議長の報告
3.議案第1号ないし議案第20号及び
請願総括審議
4.発議案第1号ないし発議案第12号
5.発議案第13号
6.閉 会
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出 席 議 員
議 長 山中 操 君
副 議 長 木下 敬二 君
議 員 鈴木 和宏 君 平田 悦子 君 松崎 太洋 君
菊岡たづ子 君 宮川 太 君 田中幸太郎 君
宮坂 奈緒 君 佐藤健二郎 君 伊藤 寛 君
鈴木ひろ子 君 高橋 秀典 君 木名瀬訓光 君
市原 淳 君 田沼 隆志 君 秋葉 就一 君
岩波 初美 君 仲村 秀明 君 鈴木 陽介 君
野田 剛彦 君 大崎 雄介 君 安藤じゅん子君
高橋 祐子 君 秋本 享志 君 川名 康介 君
小野崎正喜 君
伊豆倉雄太 君 森 岳 君
茂呂 剛 君 小路 正和 君 中村 実 君
伊藤とし子 君 川井 友則 君 水野 友貴 君
谷田川充丈 君 田村 耕作 君 横山 秀明 君
松戸 隆政 君 入江 晶子 君 守屋 貴子 君
大川 忠夫 君 三沢 智 君 石井 一美 君
岩井 泰憲 君 小池 正昭 君 関 政幸 君
中沢 裕隆 君 實川 隆 君 斉藤 守 君
山本 義一 君 鶴岡 宏祥 君 坂下しげき 君
プリティ長嶋君 秋林 貴史 君 阿部 俊昭 君
礒部 裕和 君 天野 行雄 君 網中 肇 君
高橋 浩 君 矢崎堅太郎 君 林 幹人 君
瀧田 敏幸 君 伊藤 昌弘 君 江野澤吉克 君
今井 勝 君 臼井 正一 君 信田 光保 君
鈴木 衛 君 武田 正光 君 佐野 彰 君
加藤 英雄 君 みわ 由美 君 藤井 弘之 君
赤間 正明 君 竹内 圭司 君 田中 信行 君
河野 俊紀 君 石橋 清孝 君 宇野 裕 君
本間 進 君 酒井 茂英 君 浜田 穂積 君
川名 寛章 君 河上 茂 君 伊藤 和男 君
小高 伸太 君 宍倉 登 君 阿部 紘一 君
吉本 充 君 阿井 伸也 君 鈴木 昌俊 君
西尾 憲一 君 小宮 清子 君
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出席説明者
知 事 森田 健作 君
副 知 事 高橋 渡 君
副 知 事 滝川 伸輔 君
総 務 部 長 石川 徹 君
総 合 企 画 部 長 鎌形 悦弘 君
防災危機管理部長 石渡 敏温 君
健 康 福 祉 部 長 加瀬 博夫 君
保健医療担当部長 渡辺 真俊 君
環 境 生 活 部 長 冨塚 昌子 君
オリンピック・パラリンピック推進局長 高橋 俊之 君
商 工 労 働 部 長 田中 剛 君
農 林 水 産 部 長 穴澤 幸男 君
県 土 整 備 部 長 河南 正幸 君
都 市 整 備 局 長 保坂 隆 君
会 計 管 理 者 松尾 晴介 君
企 業 局 長 岡本 和貴 君
病 院 局 長 山崎晋一朗 君
教 育 長 澤川 和宏 君
警 察 本 部 長 楠 芳伸 君
人事委員会事務局長 清水 生也 君
代 表 監 査 委 員 中島 輝夫 君
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出席事務局職員
事 務 局 長 宇井 隆浩
事 務 局 次 長 増田 等
議 事 課 長 鈴木 正雄
政 務 調 査 課 長 伊藤 正秀
議 事 課 副 課 長 粕谷 健
議 事 班 長 荻原 裕一
委 員 会 班 長 石塚 春美
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